今こそ振り返りたい名作『あなたをダメにするばぶばぶプレイ』【音声作品】
今でも色褪せない赤ちゃんプレイ音声の「完成形」
2014年ごろから少しずつ増え始めた赤ちゃんプレイ音声。今では成人向け音声作品の一角を担うほどの大きなジャンルになりました。
私が音声作品を聞き始めたのも丁度赤ちゃんプレイ音声が増え始めてきた頃でした。当時は赤ちゃんプレイ音声自体が少なく、DLsiteで赤ちゃんプレイ系の予告が出るとワクワクしながらサンプルを聴いていました。
そんな赤ちゃんプレイ音声黎明期の中でも、ずば抜けて凄いと感じた作品があります。
【あなたをダメにするばぶばぶプレイ 癒しの赤ちゃんがえりトレーニング】
サークル「いないいないばぁ」さんの第1作目にして、赤ちゃんプレイの一つの完成形ともいえる傑作です。
赤ちゃんプレイ音声作品の中でもかなり有名な作品なので、既にご存じの方も多いかもしれませんね。
10年近く前の作品ですが、赤ちゃんプレイの「温かさ・癒し」の側面をこれほどたっぷり感じられる作品は今でも珍しいでしょう。
赤ちゃんプレイ音声が増加・多様化した現代で、そのクオリティが本物だったのか、それとも美化された思い出だったのか、改めて聴き直してレビューしてみようと思います。
トラックの構成と各パートの紹介
トラックは6つで構成されています。
- プロローグ
- ママからのお願いと注意
- トレーニングその1「赤ちゃんになりきろう!」
- トレーニングその2「おっぱいとちっちの時間」
- トレーニングその3「カンガルーケアと黄色いおちっこ」
- おまけ
総再生時間は96分。メリーゴーランドBGMのあり・なしの2バージョンがあります。
1:プロローグ
シナリオは、回帰堂というお店のキャスト「いろは」が、外の世界で疲れたあなたに、バーチャル赤ちゃん返りトレーニングと称した赤ちゃんプレイをしてくれるというもの。シンプルイズベストですね。
はじめに、いろははあなたのしてほしいことを再確認し、その願望の恥ずかしさ・みっともなさについて語ります。いろはは愛と癒しが欠けたまま大きくなってしまったあなたを理解し、その願いを受け止めてくれることを約束してくれます。
特徴的なのは、いろは自身が「これは音声作品である」ということを知っていることです。いろははメタ的な視点もうまく取り入れながら恥ずかしさを安心感を植え付けてくれます。
2:ママからのお願いと注意
プレイの前にカウンセリングとして、いろはママから3つの約束事をさせられます。
それぞれの説明が細かく丁寧で、初めての人でも何をすれば大人赤ちゃんになれるのか、丁寧に優しく教えてくれます。
聞き手によっては心に引っかかるような約束でも、「君ならできるよ♪」「ママは引いたりしないよ♪」と、その都度いろはママが安心できる言葉を投げかけてくれるので、スッと受け入れられるでしょう。
最後の追加の約束もただの注意事項ではなく、現実の生活とのギャップをさらに深めて興奮できるように伝えてくれます。
3:トレーニングその1「赤ちゃんになりきろう!」
カウンセリングが終わったら、いよいよ赤ちゃんプレイ!いろはママの指示に従いながら、指しゃぶりやハイハイなどをして徐々に大人赤ちゃんになっていきましょう。
いろはママは大人赤ちゃんに近づいていこうとするあなたを、何度も何度も甘やかして褒めてくれます。ほめられるともっともっとしたくなる、そんな大人赤ちゃんの心理をいろはママはわかっているのかもしれません。
後半はおむつの着用と抱っこです。ガラガラに合わせて自由にバブバブして、いろはママにいっぱい褒めてもらいましょう。おむつ姿でいろはママの声に包まれているうちに、心がじんわり溶けていくような多幸感を味わう人もいると思います。
このパートでは射精はないんですが、赤ちゃんプレイがもたらす「温かさ・癒し」は既に十分すぎるほど感じられているはずです。
4:トレーニングその2「おっぱいとちっちの時間」
トレーニング2ではいろはママのおっぱいに授乳プレイをしてもらいます。
おっぱいに吸い付きながら、勃起してしまったペニスをふとももや母乳濡れの手で「いい子」にしてもらいましょう。
ペニスを刺激する前に、いろはママが大人赤ちゃんはどれだけ甘えても良いことを再度思い出させてくれます。前パートでの「温かさ・癒し」の流れを崩さないままエッチに移れるようにするための工夫が光りますね。
プレイ中にいろはママが喘いだりすることは一切ないので、上下関係が揺らぐことはありません。思う存分いろはママの母性に包まれて白いおしっこをおむつにお漏らししちゃいましょう!
5:トレーニングその3「カンガルーケアと黄色いおちっこ」
最後のトレーニングでは、カンガルーケアという名目でいろはママに抱っこされながら、おむつにお漏らしをさせられてしまいます。
いろはママはお漏らししてしまったあなたを決して否定しません。お漏らしの臭いといった人によってはネガティブに感じられる要素も、あなたが萎えてしまわないよう言葉でケアしてくれます。それでいて、おしっこお漏らしの恥ずかしさ・情けなさはしっかり突いてくるので、優しい雰囲気でも羞恥心はどんどん煽られます。
お漏らしプレイの後はおむつ替えのおねだりをさせられて、汚れたおむつを替えてもらいます。ベビーパウダーを優しくはたいてもらい、新しいおむつをつけてもらうことに、大人赤ちゃんとしての喜びがあふれてくることでしょう。
プレイの締めとして、いろはママにカンガルーケアをされながら、言葉とキスでたっぷり愛情と癒しを与えてもらいます。赤ちゃんプレイマニア・マザコン大人赤ちゃんになって甘やかされる幸せに耳を傾けているうちに、あまりの心地よさに寝落ちしてしまいそうになります。
6:おまけ
おまけパートでは、現実の世界に戻ってもすぐ赤ちゃんに戻れるよういろはママがお話してくれます。
ほんの短いパートですが、このパートがあることで、「もう一度大人赤ちゃんになりたい!」「日常的にも赤ちゃんプレイを楽しみたい!」という気持ちを持たせてくれます。
10年経っても「不朽の名作」と感じる理由とは?
やっぱりすごいです、この作品。
当時は赤ちゃんプレイ音声の母数自体が少なかったし、バイノーラルも普及していなかったので「今聴いたら見劣りするかな~」と思ったんですが、全然そんなことなかった。
10年前の作品がここまで心にグッとくる理由を考えたところ、4つのポイントが見えてきました。
ポイント1:圧倒的な愛情と包容力・甘やかし力
個人的に、ストレートな赤ちゃんプレイ音声にとって最も大切な要素は、「愛情」「癒し」「包容力」だと思っています。いろはママはこの点において、聞き手にこれでもか!というほどの愛情をもって接してくれます。
ハイハイ、おねだり、射精、お漏らしetc……大人赤ちゃんの恥ずかしい・みっともない行いすべてを、いろはママは明るく笑顔で受け止め、なでて、褒めてくれます。
大人赤ちゃんとしての恥ずかしい振る舞いを求められ、その一つひとつ全てを肯定してくれる。このやり取りが聞き手といろはママとの信頼感を強固なものにしてくれています。
いろはママにたっぷり甘やかされて肯定される喜びは、普段ストレスを抱えて頑張っている人ほど深く心に沁みるでしょう。
射精が中盤に一度しかなく、射精後もお漏らしプレイ・おむつ交換プレイにがっつり時間を割いているところにも、この作品が「射精以上に愛情・癒しを重要視している」ことがうかがえます。全てのプレイが終わった後もかなりの時間を使って、愛情のこもったピロートークをしてくれます。
ポイント2:その場でプレイしているかのような臨場感
時たま出てくるいろはママの素っぽい口調や息継ぎによって、バイノーラルではないにもかかわらず、リアルに話しかけてくれているような臨場感を感じられることもポイントです。
キャストとしてのママ役をきっちりこなしつつも、大人赤ちゃんに合わせてその場その場でプレイしているような呼吸の置き方が、「ただ台本を読み上げているだけ」といった台詞臭さを払拭しています。
2016年当時、バイノーラル音声はまだメジャーではなく、この作品もステレオ録音で作られています。しかし、シナリオと演技のパワーが、ステレオ録音でもいろはママがそばにいるかのような体験をもたらしてくれているのです。
改めて聴き直してみるとシナリオの自然さ、声優さんの凄さにびっくりしますね……。
ポイント3:大人赤ちゃんの変態さをしっかり植え付けてくれる
プレイに入る前に、大人赤ちゃんの異常さ・変態さを十分に聞き手に認識させてくれることもこの作品の特徴の一つでしょう。
プレイ自体はダダ甘なんですが、序盤でしっかり羞恥心を煽ってくれるので、その後のプレイの甘やかしやベタ褒めの言葉がしっかりマゾ心にも響くわけですね。
作中でいろはママが、「ママに甘えて癒されるだけのプレイではない」「赤ちゃんみたいなことをしている自分自身に安心して興奮するプレイでもある」と話しているように、母性による安心と羞恥心による興奮のさじ加減が秀逸です。
ここぞというときに「社会の常識」というものさしを取り出して、罵倒せずに羞恥心を煽られるマゾヒスティックな興奮。そんな「いけないこと」を甘いでちゅまちゅ言葉で許してもらう快感。そんな赤ちゃんプレイのSM的な側面をじわりと味わうことができます。
ポイント4:プレイのテンポが非常に良い
いろはママの徹底的な甘やかしと肯定がこの作品の売りであることは間違いありませんが、この作品の凄いポイントはその甘やかしのテンポにあります。
いろはママは長々とした言葉やもったいぶった言葉で褒めるわけではありませんし、性欲を煽るために褒めるわけでもありません。いろはママの甘やかしは終始徹底して、「大人赤ちゃんとの信頼関係の構築」を目的に行われます。
肯定や甘やかしの言葉は大量に含まれていますが、その言葉一つひとつは端的・簡潔で、短いながらも確実に愛情に飢えた心に沁み込んでいくようになっています。
そのおかげで間延びしている感覚が全くなく、プレイ自体は非常にスムーズに進行します。それにもかかわらず、いろはママの細やかな配慮のおかげで蔑ろにされている感覚は全くありません。この「甘やかしとプレイ進行」のバランスが本当に素晴らしいです。
見方によっては欠点がないわけではない
赤ちゃんプレイ作品として正直これ以上にないくらいに優れた作品ですが、人によっては短所だと感じそうなポイントも話しておきます。
欠点1:射精パートの前後がかなり長い
この作品は全体として、大人赤ちゃんとしての振る舞い方やいろはママとの信頼関係の形成といった、性的興奮以外の部分に多くの時間を割いています。
テンポ自体は非常に良いのですが、「射精が中盤に一回しかない」「射精した後に楽しむパートが多い」ということで、10分以内でサクっと抜きたいといった用途には全く向きません。
まさに「赤ちゃんプレイは射精する前・射精した後からが本番」と言わんばかりの熱の入りよう。サークル様の赤ちゃんプレイに対する姿勢が伝わる構成ですね。
欠点2:性欲に直接結び付くエロ要素が少ない
トラック構成や射精回数以外の点においても、この作品の「愛情・癒し」を最重要視する理念は感じられます。
いろはママは終始甘やかしてくれますが、こちらへの直接的な淫語責めなどはほとんどありません。まして、本番なんてもってのほかです。
こんな構成でなぜ興奮できるのかというと、序盤にあらかじめ羞恥心を植え付けることで、ちょっとしたからかいの言葉でも羞恥心・マゾ心をくすぐられるようにしているのです。
いろはママの明るく優しい言葉で興奮できるかどうかは、聞き手の性癖が赤ちゃんプレイにどれだけ傾倒しているかによって大きく変わります。直接的な喘ぎ声や囁き、過剰なエロワードを求めている人には本当に向きません。
まとめ:時を経てなお輝く、赤ちゃんプレイの「完成形」
私がこの作品に出合ったのは2017年前後だったように思います。数年ぶりに聴き直してみましたが、その魅力は全く色褪せない、むしろ当時以上に赤ちゃんプレイについて深堀りしながら楽しめました!
成人向け音声作品はよりエロく、より抜けるようにするために、刺激的な隠語や囁きがふんだんに盛り込まれます。しかし、この作品は終始、いろはママの語り・口調のパワーだけで赤ちゃんプレイのもつ「温かさ・癒し」を見事に表現しています。
単にでちゅまちゅ言葉で抱っこや授乳手コキすればいいというものではなく、相手と信頼関係を築いたうえで行うことで赤ちゃんプレイはより輝くということを改めて感じさせられました。
赤ちゃんプレイに「温かさ・癒し」を求めている方には、ぜひ聴いていただきたい名作です!
あなたも「大人赤ちゃん」になってみませんか?
